えりも岬。
・襟裳岬
なんとなく襟裳岬の歌詞を配置。初めてフルで聞いたら結構良い歌だった。
光を真横にしてみたけどあんまり効果があるのかわからない。影だけ色調を変えたらそれだけでも雰囲気が変わって面白かった。
・米長邦雄の運と謎
団鬼六著の米長邦雄永世棋聖の伝記?と思いきや、本の半分ほどしか米長邦雄が出てこない。最初は女神信仰というスピリチュアルな話題からスタートして、団鬼六自身の栄枯盛衰の様子、内藤國雄九段の人柄や渥美清との邂逅、米長邦雄の弟子についてなど、話があっちこっちに飛びまくって忙しい。米長邦雄の人柄については終章”大山・米長の冷戦”に詰まっているので、正直ここだけ読めば大体済んでしまう。
これだけ話が散らかっているのは団鬼六が執筆当時、バブル崩壊の煽りを受けて非常に差し迫った状況に置かれていたからなのかもしれない。本全体としては微妙だけど部分部分は面白いし(特に終章)、あとがきが米長邦雄と団鬼六について皮肉を言って突き放してる感じで新しくてよかった。